せかいはひとつ
最近のお気に入りドラマは「ジニー&ジョージア」。
なんとなく、中学生の時大好きだった「ミーンガールズ」に似てる。
キャラ設定とか、画面の切り替え方とか、やり取りのリズムとか。。。
なんかこう、学校ではグループがかっちり出来上がっていて、
「ここのエリアはいけてる3年生」「あそこはオタク」「そっちはヤク中」「そこはアスリート」「…で、ここはクールなあたしたちってわけ」みたいなシーンとか。笑
今日こんな話をしているのは、Facebookで上がってきた2年前の写真がきっかけ。
2年前の夏、イタリア留学中だった私は、スペインで開催されるMabSheというベリーダンスのフェスティバルに参加するため、ローマからマドリッドまで遠征していた。
参加費を抑えるため、ホテルのルームシェアを選んで、
同室になったのはモロッコ出身のマリアム。
この彼女、なかなかの濃いキャラでしゃべりまくる。
そのころには欧米諸国風の自己主張にも慣れていきていたけれど、
彼女は中でも群を抜いてしっかり自分の意見や権利を表明するタイプだ。
フランスで開催されるダンスのWSによく参加するそうで、
MabSheの運営にめちゃくちゃ不満を持ち
MabSheの主催者(スペイン人)に文句を言いまくって泣かせていた。
WS部屋の構成が良くないとか、フランスではもっと洗練されてる!進行がスマートだ!とかなんかそんな感じのことを、部屋に帰ってくるたびに聞かされては「ここ、スペインだからさ…」と思ってた。
で、限られたスペースで限られた人数で、何日間も同じような人と顔を合わせるので、やっぱりグループみたいなのが出来上がる。
ある日トイレで井戸端会議が開催されていて(どの国も同じなのね笑)
マリアムと、ラテンアメリカ出身スペイン在住のサラが鼻息を荒くしながら話している。
なんでも、WSのたびにいつも最前列を陣取るグループがあるとのこと。で、彼女たちはそれが気に入らないと。コンペの入賞者もイタリアの一群がかっさらっていったけど、それは審査員がイタリア人だったからだ…とか。
私はマリアムと同室だからか、仲間と認識されていたらしく私を見つけるや否やサラが言い放った。「ナナ、今度あいつらが邪魔しても気にしなくていいよ、アタシのグループがいたら、追い払ってやるから。」って、手のひらにこぶしを打ち付けながら。笑 (あ、これ海外ドラマで見たことあるシーンだ…)とちょっと感動した。
私はというとあんまり興味なくて
相手が日本人であろうとつるむのが本当に苦手だし
自分の経験のために参加してるだけで
友達作ろうとも思ってなかった上に
誰が邪魔とか気にしてもいなかったので
正直そういうのは「The☆めんどくさい」。
日本人のあいまいさを100%発揮して
「あ、そうなんだ~あはは!じゃ、あとでね!」とお茶を濁して去った。笑
とまぁそんなこんなで一触即発の雰囲気はあったものの
なんとか平和に過ごして
そのフェスには結構いろんな思い出が詰まることになりました。
・フェスの合間にマドリッドの街に繰り出て探索したこと
→路上演奏がものすごく素敵だった!(個人的なヨーロッパ旅行の楽しみの一つは、路上パフォーマンスだったりする。)
・GALAに着ていこうとしたドレスにマリアムからダメ出しを受けて、マリアムのスケスケドレスを借りることになったこと(根はいい人、マリアム)
このGALAでは、
ドレスアップして嬉しくてバーでお酒を飲んで挑んだのですが
スペインの暑さ&久しぶりのお酒&マリアムのドレスがきつい、で
ショーの最中に私は貧血起こして離脱。
廊下で倒れていたら知らない男の人がきて
目の前のクラブハウスからレモンと塩をもってきてくれた
でも、その人もまぁよくしゃべる。笑
心配だからそばにいるね、一緒にしゃべろう!という謎の流れになり、
それは嫌だしふつうに貧血状態で力はいらなかったので
「ほんとありがたいんだけど一人で休ませてほしい」と3回くらいお願いして去ってもらった。
ひとりになった私は楽になって、清々した気持ちでプールサイドのデッキチェアへ。
ひとりで優雅に寝転んで夜風を楽しんでいたら・・・・・
ビシャァッッッッ
…
え?
頭のてっぺんから足の先まで
びしょぬれになっている。。。わたし。。。
そう、スプリンクラーです。
芝生になってるプールサイドのスプリンクラーがワイルドに動き始めていたんですね。。。
タイに旅行したときも、公園のベンチで一人で休んでたら
スプリンクラー回り始めてびしょぬれになったんだけど
濡れるところに椅子置くのは
世界的に、やめてくれてもいいんじゃないかな。